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夏に急増!ゴルフ場で熱中症になったら!

夏のゴルフで気を付けなければいけない熱中症。最悪の場合には死亡事故になることも珍しくありません。体調不良を感じたら、絶対に無理はしないで「すぐに休む」という事が大切です。熱中症の対策方法について再度確認し、体調にも気遣いながらゴルフを楽しんでいきましょう。

夏に急増!ゴルフ場で熱中症になったら!
夏に急増!ゴルフ場で熱中症になったら!

熱中症とは

熱中症は高温多湿の環境で激しい運動を長時間行ったり、長時間の連続的な歩行などによって症状が出ることが多いです。これは夏に絶対おきるというわけではなく、春や秋にも発症するので注意が必要です。また、熱中症の症状には熱疲労、熱けいれん、熱射病の3つがあります。この中でも一番注意しなければならない症状は熱射病です。

熱疲労
熱疲労は日射病とも呼ばれ、発汗による体内の水分、塩分の消失が原因で起きます。おもな症状としては全身の虚脱感、めまい、頭痛、嘔吐があげられ、ひどくなると意識障害を起こすこともあります。しかし熱射病とは違い、体温の上昇までには至りません。熱中症の中では軽度の症状で最も多い病気です。

熱けいれん
熱けいれんとは、多量の水分のみを摂取することで塩分が不足してしまい、塩分やカリウムといった体液の電解質バランスが崩れることで発症し熱中症の中では中軽度の症状となります。筋肉にけいれんを起こし、頭痛やめまい、嘔吐を起こすこともあります。黒や紺色のウェアに塩が白く吹き出しているのを見た人もいると思います。ウェアが白くなるほどの塩分が体外に出ているという事なので、しっかり塩分も補給することが熱けいれんにならないために大切になります。

熱射病
熱射病は熱疲労がひどくなると発症します。体温を調整する中枢に障害が起こり発汗が停止します。そのことにより体温が以上に上昇し、脳や内臓にまでダメージを与えてしまい、けいれんが生じたり、昏睡状態に陥ったりすることもあります。また、熱射病になると寒気を感じます。体温が41度以上になると細胞障害、43度以上では多臓器不全になり、多くの場合は死亡してしまいます。
高温多湿、無風の環境で運動をし急に高体温で倒れた場合は熱射病の可能性が考えられるので、すぐに氷やぬれタオルで「頭、わきの下」などを冷やしたり、うちわであおぐなどして、体温を下げる処置をしながら病院へ搬送しなければなりません。

脱水症状
熱中症に関連する疾患として、脱水症状があります。多量の汗をかくことにより体内の水分が不足することで発症し、熱中症の原因ともなります。また、暑さや運動による身体的な負担によって心臓発作や脳卒中を起こすことも多くあります。

ゴルフ場の注意点

日陰が少ない
ラウンド中は出来るだけ日陰にいることが重要です。直射日光を受けないだけでも体感できるほど温度の違いが出ます。しかし、ラウンド中には日陰があまりないところ多かったりします。その場合は、帽子を被ったり、日傘を使用するのが温度調節に有効です。日傘ほのとんどが95%以上紫外線をカットしてくれます。影がしっかり出来るような大きめの傘を使用するとより良いでしょう。帽子に関しては夏のゴルフでは必ず着用するようにしましょう。直射日光の防げるつばの広い帽子がおすすめです。しかし長時間かぶり続けると、帽子の中の温度が高くなってしまうので注意が必要です。適度に帽子をとって通気を良くしましょう。


救護が来るまで時間がかかる
ゴルフ場で注意したい2つ目のポイントは救護が来るまでにかかる時間です。一般的に熱中症でプレー中に具合が悪くなった場合は、同伴者の方から緊急でゴルフ場のスタッフに連絡がいき、マスター室よりカートで迎えに来て、クラブハウスまで運んでくれます。その際に救急車を呼ぶか呼ばないかを聞かれると思います。この際に「少し休んで様子を見る」「救急車は大丈夫」と拒否してしまう人も多いと思います。しかし熱中症は急に症状が悪化してしまうこともあります。症状が悪化してから救急車を呼ぶのでは時間がかかり最悪の場合、間に合わないこともあります。また、ゴルフ場のスタッフや同伴者の方からしても専門的な知識を持った方がそばにいてくれた方が安心に思う事もあるので、体調が悪いのであれば救急車は早めに呼んでもらった方が良いと言えます。

熱中症の応急処置

熱中症になったらまずすべきことは木陰など直射日光の当たらない出来るだけ涼しいところに移動することです。出来ればクラブハウスなどのクーラーも効いている室内がベストです。手元にぬれタオルなどがあれば首やわきの下などの太い血管があるところを冷やしてあげると良いでしょう。体がかなり熱くなっている場合には、服を脱がして露出した肌の部分に水をかけ扇風機やうちわで仰ぐとより早く熱を体から出せます。
体を冷やすと同時に水分、塩分、糖分の補給も大切です。一番はスポーツドリンクが良いですが、ない場合はお茶や水でも大丈夫です。意識のあるうちは自身で水分を飲むことが出来るので、たくさん飲んでもらうようにしましょう。


また、熱中症を防ぐ対策として、
● ラウンドする日の前日は睡眠をしっかりとって体を休める
● 体調不良を感じたらプレーを控える
● 利尿効果のあるアルコールは取りすぎないようにする
● 水分、塩分、糖分をこまめに取る
● 直射日光を避け日陰に行ったり、日傘を使用する
● 冷感タオルなどでこまめに体を冷やす
などがありますので参考にしてみてください。

暑さ対策グッズ紹介

氷のうやネッククーラー

氷のうやネッククーラー
氷のうや保冷剤で血管を冷やして体内を循環する血液の温度を下げることで、体温自体も下げることができます。特に首筋のような太い血管が通っている場所を冷やすのが効果的です。

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インナーやアームカバー

インナーやアームカバー
体温の上昇を防ぐためには直射日光を浴びないことが大切です。そこでおすすめなのが長袖インナーを着用することです。肌に直射日光を当てないことで暑さ回避してくれます。長袖インナーは肌に張り付く!など苦手という方はアームカバーを腕にはめるのもおすすめです。また、インナーを着ないという方もいると思いますが、接触冷感や吸汗速乾性の物を選ぶとインナーを着てない時よりも涼しく快適に感じることもあります。

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ウェアのカラー

ウェアのカラー
ウェアの色で一番おススメなのは白です。白には光や熱を吸収しにくいという特性があり濃い色のウェアと比較して涼しく着ることが出来ます。夏のゴルフには白系のゴルフウェアが良いでしょう。また、周りに涼しい印象を与えたい方は青や水色などの寒色系のゴルフウェアがおすすめです。逆に夏場のゴルフで控えたほうが良いカラーは黒色など暗い系の色です。黒系は光を吸収し熱を蓄えてしまうので、通常よりも暑く感じてしまいます。

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おすすめゴルフ帽子

ゴルフ帽子
ゴルフでは帽子は絶対にかぶるようにしましょう。帽子には主に頭まで覆えるキャップと、頭のてっぺんがあいているサンバイザーがあります。熱中症は直射日光に当たらないほうが良いので対策としてはキャップを選んだ方が良いです。特に頭の温度が上昇すると熱中症やゴルフ中でのバテを起こしやすくなりますので気を付けましょう。また長時間キャップをかぶることで頭がむれてしまうので適度に帽子をとることも大切です。

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おすすめ>傘


傘の中にも雨用の物や、UVカット機能の付いたもの、ファンの備わっているものなど様々あります。ゴルフで使う傘で重要な機能はUVカットが付いていることです。日陰は直射日光の当たる場所と比べて体感温度が下がります。日陰がないところもあるので、UVカット機能の付いた傘を使用することで人工的に日陰を作ることが出来ます。さらには少し大きめのサイズだと体全体にしっかり影ができるのでより涼しく感じられます。

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おすすめサングラス

サングラス
目に紫外線が入ると脳疲労を起こし体が疲れたと感じるそうです。そのためサングラスは夏のゴルフには欠かせないアイテムだったりします。目に紫外線を入れないようにすればバテの防止にもなります。また、サングラスは光をさえぎってくれるので夏場でも視界が見えやすくなるのでおすすめです。プレー中にかけるのが苦手という方でもショットの間の歩行時やカート移動の際には出来る限りかけておくと良いでしょう。

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以上、夏のゴルフで気を付けたい熱中症対策と暑さ対策グッズをご紹介しました!事前の対策をしっかりと準備して、体調をみながら夏のゴルフを安全に楽しみましょう!

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